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履歴書・職務経歴書 8分で読める

履歴書・職務経歴書の「特技」の書き方|例文30と見つけ方・趣味との違い

履歴書・職務経歴書の特技欄の書き方を例文30本つきで解説。特技と趣味の違い、仕事由来・生活由来・性格由来の3方向で特技を見つける棚卸しの手順、「特技名+根拠の一言」の基本形、職種別の例文、書いてはいけないNG、面接で深掘りされたときの答え方まで実践的にまとめました。

30秒でわかる結論

  1. 特技=人より上手にできること・根拠を添えて示せること。趣味(好きなこと)とは役割が違う
  2. 書き方の基本形は「特技名+根拠になる一言(数字・実績・年数)」
  3. 思いつかないときは仕事由来・生活由来・性格由来の3方向で棚卸しする
  4. 仕事に関係ない特技でもOK。会話が広がる具体性があれば役割を果たす
  5. NGは証明できないレベル表記・盛り・ギャンブル系。面接で「やってみて」に耐えられるものだけ書く

特技とは何か:趣味との違い

履歴書やエントリーシートの「特技」は、人より上手にできること・成果や再現性のあるスキルを指します。趣味が「好きで続けていること」なのに対し、特技は「できること」。同じ活動でも位置づけで書き分けられます。

活動 趣味として書くなら 特技として書くなら
ランニングランニング(週2回・5年継続)長距離走(フルマラソン完走3回・自己ベスト4時間10分)
料理料理(週末に新しいレシピに挑戦)段取り力を活かした料理(30分で3品の献立を用意できる)
英語海外ドラマ鑑賞(字幕なしに挑戦中)英語での電話応対(前職で海外取引先を担当)

趣味と特技の両方の欄がある様式なら、重複させず役割を分けるのがコツです。趣味欄の書き方は趣味・特技欄の書き方を参照してください。なお、特技欄そのものは厚生労働省の履歴書様式例には存在しないため、欄のない様式なら無理に書く必要はありません。

特技の見つけ方:3方向の棚卸し

「特技がない」と感じる人のほとんどは、特技を「大会で入賞したこと」のような高いレベルで考えすぎています。実際には「人と比べて苦もなくできること」が特技の種です。3方向で棚卸ししてみてください。

方向1:仕事由来(前職の日常業務から)

  • タイピングが速い、Excel関数・ショートカットに詳しい、議事録をその場で仕上げられる
  • 電話応対で相手の名前と用件を正確に聞き取れる、クレーム対応で怒りを鎮められる
  • 初対面の顧客とすぐ打ち解けられる、売り場のレイアウトを覚えるのが速い

職務経歴書の実績を洗い出す作業と同じ要領です(強みの見つけ方)。

方向2:生活由来(日常の習慣から)

  • 料理の段取り、冷蔵庫の在庫で献立を組める、作り置きの計画
  • 整理整頓・収納、家計管理(家計簿10年)、早起き(5時起きを5年継続)
  • 子どもの寝かしつけ、複数の予定の同時管理

方向3:性格由来(人に褒められることから)

  • 人の名前と顔を覚えるのが得意、道に迷わない・地図が読める
  • 聞き上手(相談されることが多い)、場を和ませる
  • 細かい間違い探しが得意(誤字にすぐ気づく)

それでも見つからなければ、家族や友人に「私が人より上手にできることは?」と聞くのが最短です。自己認識より他人の観察の方が正確なことは多いです。

書き方の基本形:「特技名+根拠になる一言」

特技は根拠(数字・実績・年数・具体的な場面)を添えて初めて説得力が出ます。「コミュニケーション力」のような抽象語だけでは、何もできないのと同じに読まれてしまいます。

基本形:特技名(根拠になる数字・実績・場面)

例文30:職種・状況別

事務・管理部門向け

  1. タイピング(実務で1分200字程度。議事録をその場で完成させられます)
  2. Excelでの集計効率化(関数とピボットテーブルで日次集計を自動化した経験)
  3. 書類の誤字チェック(数字や日付の違和感にすぐ気づくと言われます)
  4. スケジュール管理(3人の上司の予定を並行管理していました)
  5. 整理整頓(共有フォルダの命名規則づくりが得意です)

営業・接客向け

  1. 人の名前と顔を覚えること(一度お会いした方は忘れません)
  2. 初対面の方との会話(年代を問わず打ち解けるのが早いと言われます)
  3. 聞き役に回ること(友人から相談を受けることが多いです)
  4. 電話越しの聞き取り(聞き間違いによるトラブルゼロが自慢です)
  5. 手書きPOP・レイアウト(前職の売り場で担当していました)

IT・技術職向け

  1. 調べもの(公式ドキュメントから最短で答えを見つけるのが得意です)
  2. タッチタイピング(プログラミング学習で身につきました)
  3. PCの不調対応(家族・友人のPC相談窓口になっています)
  4. 説明の図解(仕組みを図にして伝えるのが得意です)
  5. ゲームの攻略手順づくり(最適化を考えるのが好きです)

体力・現場系向け

  1. 体力(10年間風邪で欠勤したことがありません)
  2. 早起き(5時起きを5年継続しています)
  3. 長距離運転(年間2万km・無事故無違反10年)
  4. 工具の手入れ(道具を長持ちさせる自信があります)
  5. 重量物の扱い(腰を痛めない持ち方を後輩に教えていました)

主婦・主夫経験を活かす

  1. 料理の段取り(30分で3品を並行して作れます)
  2. 家計管理(家計簿10年。固定費の見直しが得意です)
  3. 収納・整理(限られたスペースを使い切る収納が得意です)
  4. 複数予定の同時管理(家族4人の予定を衝突なく回しています)
  5. ご近所付き合い(世代の違う方との会話が苦になりません)

汎用(どの職種でも)

  1. 暗算(買い物の合計を先に出すのが癖です)
  2. 地図を読むこと(初めての土地でも迷いません)
  3. 継続すること(日記を10年書き続けています)
  4. 写真撮影(家族行事の撮影係を任されています)
  5. 百人一首(学生時代に部活動で取り組んでいました)

NG例:書いてはいけない特技

  • 証明できないレベル表記:「英語ペラペラ」「Excelマスター」など。レベルは場面か数字で示す(「英語での電話応対」「ピボットテーブルでの集計」)
  • 盛り・嘘:面接で「少しやってみてください」と言われる可能性が常にあります。暗算・外国語・書道などは特に実演を求められやすい特技です
  • ギャンブル系・政治宗教系:趣味欄と同じ理由で避けるのが無難です
  • 抽象語だけ:「コミュニケーション力」「忍耐力」単体は特技ではなく自己PRの言葉。書くなら具体的な場面に変換します

面接で特技を深掘りされたときの答え方

特技は趣味以上に「具体的にどのくらい?」と聞かれやすい項目です。準備は次の3点で十分です。

  1. 身につけた経緯(1文):「前職で毎日議事録を担当していたので」
  2. レベルの根拠(1文):「会議の進行と同時に清書まで終えられます」
  3. 仕事での活かし方(聞かれたら):「議事録に限らず、聞きながら要点を整理する場面で活かせると思います」

3点目まで自然に言えると、特技欄が小さな自己PRとして機能します。話の組み立ては面接の自己紹介の作り方と同じ要領です。

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よくある質問

特技と趣味の違いは何ですか?

趣味は「好きで続けていること」、特技は「人より上手にできること・成果や再現性で示せること」です。同じ活動でも、楽しんでいる段階なら趣味、記録・実績・人に教えられるレベルなら特技として書けます。

特技が思いつきません。どう探せばよいですか?

仕事由来(タイピング速度・Excel関数・電話応対など日常業務で人より速い/正確なこと)、生活由来(料理の段取り・整理整頓・早起きの習慣など)、性格由来(初対面の人とすぐ打ち解ける・地図が読めるなど周囲に褒められること)の3方向で棚卸しすると見つかります。「人と比べて苦もなくできること」が特技の種です。

仕事に関係ない特技を書いてもよいですか?

構いません。特技欄は人柄を伝え会話のきっかけを作る欄なので、応募職種と無関係でも、具体的で会話が広がる特技なら十分に役割を果たします。ただし応募先と相性のよい特技が複数あるなら、それを優先しましょう。

特技欄に資格を書いてもよいですか?

資格は免許・資格欄に書くのが原則です。特技欄には、資格の背景にある実技(「英語での電話応対」「簿記を活かした家計管理」など)を書くと、欄の重複を避けつつ厚みが出ます。資格欄の書き方は資格欄の書き方を参照してください。

面接で特技を実演させられることはありますか?

まれに「少しやってみてください」と言われることはあります(暗算・外国語など)。書く特技は、その場で聞かれても具体的に説明・実演できるレベルのものにとどめ、盛らないことが大切です。

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