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転職活動Tips 15分で読める

薬剤師の転職の実態データ|病院薬剤師の1割前後が2年で辞め、その7割は薬局へ。残業・年休・制度の実数で業態を選ぶ

薬剤師の転職を、厚生労働科学研究の届出票追跡(病院薬剤師の2年後の継続率80.3〜86.3%・退職者の69.6〜72.7%が薬局へ)、新卒の就職先と初年度給与、日本病院薬剤師会2024年調査の年収分布・残業中央値20時間・年休取得率50%・制度の利用しやすさの実数で整理。病院と薬局のどちらへ移るかを決めるときに、求人票で確かめる項目まで。

30秒でわかる結論

病院薬剤師の1割前後が2年で辞め、辞めた人の約7割は薬局へ移る。厚生労働科学研究が、薬剤師が2年に1回国に出す届出票(2004〜2020年)を追跡した結果で、2年後の継続率は80.3〜86.3%、退職は12.2〜8.5%、退職者の69.6〜72.7%が薬局に転職していました。経験5年以下・20代が中心です。

新卒の病院離れの理由は給与。初年度給与300万円未満の新卒の63%が病院就職者で、病院を希望しない理由の1位は給与水準です(厚生労働科学研究 令和3年度、学生2,302人回答)。

病院薬剤師の残業は月20時間、年休取得率50%が真ん中。日本病院薬剤師会の2024年調査(710件、回答率1.5%)の中央値です。短時間勤務は「あり・利用しやすい」50.7%に対し「あり・利用しづらい」18.9%で、制度の有無と使えるかは別の話。求人票では「制度の有無」でなく「利用実績」を確かめます。

病院薬剤師は2年でどれだけ辞め、どこへ行くか

薬剤師の転職の流れを、求人サイトの登録者データではなく全数に近い公的データで追った研究があります。厚生労働科学研究 令和4年度総括研究報告書「医療需要や医師の働き方等の変化を踏まえた病院薬剤師の需要把握のための研究」(研究代表者 安原眞人、2023年3月)です。

使われたのは薬剤師の届出票です。薬剤師には、2年に1回、勤務先などを国に届け出る決まりがあります。この研究は、その届出票の2004〜2020年の9回分を薬剤師名簿登録番号でつなぎ、ある年に病院薬剤師として届け出た人が2年後にどこで働いていたかを追跡しました。アンケートの回収率に左右されない、薬剤師の異動を追える数少ない資料です。

病院薬剤師の2年後の状態 9回分の各時点の範囲
2年後も病院薬剤師を続けていた80.3〜86.3%
2年後に病院薬剤師を退職していた12.2〜8.5%
届出票で追跡できなかった(所在不明)7.4〜5.2%
退職者のうち、薬局に転職していた割合69.6〜72.7%

出典:厚生労働科学研究 令和4年度総括研究報告書「医療需要や医師の働き方等の変化を踏まえた病院薬剤師の需要把握のための研究」(研究代表者 安原眞人、2023年3月)。薬剤師の届出票2004〜2020年(9回分)を名簿登録番号で突合。

この表から読めることは3つです。

  • 2年単位で見ると、病院薬剤師の1割前後(12.2〜8.5%)が病院を離れている。継続率80.3〜86.3%は、2年ごとの区切りで見た数字なので、4年・6年と積み重なるほど入れ替わりは大きくなります。
  • 辞めた人の行き先は約7割(69.6〜72.7%)が薬局。「病院→薬局」は薬剤師の転職経路として最も太い流れです。企業や行政、ドラッグストアへ移る人は残りの3割に含まれます。
  • 辞めるのは経験5年以下、年齢は20代が最多で、次いで30代前半。病院に入って数年のうちに薬局へ移る、という形が典型です。

なお、病院薬剤師の総数自体は増えています。同じ研究で、医療施設に従事する薬剤師は2004年の48,094人から2020年の61,603人になりました。辞める人が1割前後いても、新卒の供給と他業態からの流入で病院全体の人数は増えている、という構図です。

この「病院→薬局」の流れは、転職する側には2つの意味があります。病院から薬局へ移るなら、薬局側は同じ経路で来た薬剤師を数多く受け入れてきたので、病院経験の評価のされ方や入職後の立ち上がりに前例が豊富です。逆に薬局から病院へ移るなら、データが示す本流とは逆向きの移動になるので、給与や年齢構成の面で前提を確認しておく必要があります。どの業態で何をするかの比較は薬剤師の転職先を業態で比べるにまとめています。

新卒はどの業態に行くか

転職の流れを読むには、入口である新卒の就職先も見ておく必要があります。厚生労働科学研究 令和3年度「地域における効果的な薬剤師確保の取組に関する調査研究」(研究代表者 安原眞人)には、大学への調査と薬学生への調査の両方が載っています。

業態 大学回答:卒業生の就職率(3年平均) 学生回答:就職活動を終えた人の就職先
病院24%32%
薬局(保険薬局)35%35%
ドラッグストア21%19%
製薬企業・卸7%7%
行政3%4%
大学院3%2%

出典:厚生労働科学研究 令和3年度「地域における効果的な薬剤師確保の取組に関する調査研究」(研究代表者 安原眞人)。大学回答は74校中65校、平成30〜令和2年度卒業生の業態別就職率の3年平均。学生回答は5・6年生2,302人のWebアンケートのうち就職活動を終えた1,072人。

大学の回答では、ドラッグストアが増加傾向にあると報告されています。また、卒業生の離職状況を把握している大学は65校のうち5校だけでした。新卒が入った先でどれだけ定着しているかは、大学側でもほとんど追えていません。

学生側の回答では、就職先を決めた決め手は1位 勤務内容・やりがい、2位 勤務予定地、3位 給与水準の順でした。給与は3位ですが、業態の選択には強く影響しています。

  • 初年度給与は300〜400万円が53%、300万円未満が16%。300万円未満のうち63%が病院への就職者でした。
  • 病院就職を希望しない理由の1位は給与水準でした。
  • 実務実習の前後で37%が希望する就職先を変えています。病院・薬局の実習を経て希望が動く割合として、無視できない大きさです。
  • 回答した学生の35%が奨学金を利用していました。初年度給与の差が進路に効きやすい背景です。

前の章の「経験5年以下・20代で病院から薬局へ」という流れと合わせると、新卒時点で給与の低さを承知で病院に入り、数年で給与や働き方を見直して薬局へ移る、という経路が見えてきます。

病院薬剤師の働き方の実数

では、病院薬剤師の給与や残業は実際どのくらいなのか。日本病院薬剤師会 令和6年度学術第2小委員会「病院薬剤師の働き方・キャリア形成に関する研究」(日本病院薬剤師会雑誌 Vol.61 No.9、2025年)が、2024年6月14日〜7月31日に会員を対象に行ったオンライン調査の結果です。

先に注意点を書きます。有効回答は710件、回答率は1.5%です。回答者は男性52.2%、20〜30代45%、40〜50代52%、総合病院55.2%・大学病院15.4%、100〜499床の病院が58.3%、役職なし43.1%、認定・専門資格ありが69.3%でした。回答率が低く、資格を持つ中堅以上に寄っているので、ここの数字は「病院薬剤師全体の平均」ではなく参考値として読んでください。

年収の分布

年収(自己申告) 割合
300万円未満4.6%
300〜400万円8.9%
400〜500万円17.0%
500〜600万円22.4%
600〜800万円未満(最多)28.2%
800〜1,000万円13.5%
1,000〜1,500万円2.7%

出典:日本病院薬剤師会 令和6年度学術第2小委員会「病院薬剤師の働き方・キャリア形成に関する研究」(日本病院薬剤師会雑誌 Vol.61 No.9、2025年)。2024年6月14日〜7月31日の会員オンライン調査、有効回答710件(回答率1.5%)。

最も多い区分は600〜800万円未満の28.2%で、500万円以上の区分を足すと66.8%になります。ただし前述のとおり回答者の半数超が40〜50代で、認定・専門資格を持つ人が7割近い集団の分布です。年齢別の相場は、この記事の後半にある公的統計(賃金構造基本統計調査)の表で確かめてください。

残業・休日・勤務形態・転職回数

項目 結果
1か月の平均残業中央値 20時間(四分位 10〜30時間)
年次有給休暇の取得率中央値 50%(四分位 25〜60%)
休日月9日。うち実際に働いた日が1日程度
勤務形態(複数回答)日勤 99.9%/当直 28.7%/夜勤 17.7%
転職回数なし 52.7%/1回 23.1%/2回 10.8%/3回以上 12.8%

出典:同上(日本病院薬剤師会 2024年調査、710件)。四分位は回答の真ん中50%が収まる範囲。

残業の中央値20時間は「回答者の半分は月20時間以上」という意味です。年休取得率の中央値50%は、付与された有給のうち半分しか取れていない人が真ん中にいる、ということです。月9日の休日のうち1日程度は実際に出勤している、という回答も、当直・夜勤を担う人が3割弱・2割弱いることと合わせて読むと、病院の休日が暦どおりではないことが分かります。

転職回数は、なしが52.7%で半数。1回以上を足すと46.7%で、2回以上は23.6%です。病院薬剤師の4人に1人近くは2回以上の転職を経験しています。

制度は「ある」と「使える」が違う

同じ日病薬の2024年調査で特徴的なのは、両立支援の制度について「あるか」だけでなく「利用しやすいか」を聞いている点です。

制度 あり・利用しやすい あり・利用しづらい
短時間勤務50.7%18.9%
夜間・休日勤務の免除32.7%18.9%
介護のための時短・休業—23.9%

出典:同上(日本病院薬剤師会 2024年調査、710件)。このほか「制度なし」3.7%、「わからない」12.0%。介護の時短・休業は「利用しづらい」の値のみ引用。

短時間勤務は「あり・利用しやすい」が50.7%ある一方で、「あり・利用しづらい」も18.9%。夜間・休日勤務の免除は、利用しやすい32.7%に対して利用しづらい18.9%で、差がさらに縮まります。介護のための時短・休業は23.9%が利用しづらいと答えています。求人票に「短時間勤務制度あり」「育児・介護休業制度あり」と書いてあっても、職場の5人に1人が「使いづらい」と感じている制度は珍しくない、ということです。

キャリア形成の支援(資格取得など)も同じ構図です。

  • 金銭的援助あり 30.3%/休暇取得の支援 10.7%/業務負担の軽減 7.9%
  • 支援なし 48.6%/わからない 15.8%

回答者の69.3%が認定・専門資格を持っている集団なのに、半数近くは勤務先からの支援なしで取得・維持している形です。描いているキャリアの実現状況は、「邁進している」29.7%、「進めているが相談したい」21.3%、「どうすればよいかわからない」27.3%、「できていない」19.9%でした。進めている人と迷っている人がほぼ半々です。

転職で確かめるべきなのは、制度や支援の「有無」ではなく「直近で誰がどう使ったか」です。次の章で、求人票と面接で聞く項目にします。

この実数を業態選びと求人票にどう使うか

ここまでの数字を、転職の判断に落とすと次のようになります。

病院から薬局へ移る人

データが示す本流です。薬局側は病院出身の20代・30代前半を多く受け入れてきているので、「病院経験は評価されるか」を心配するより、給与の内訳(基本給と手当の割合)、残業の実績、休日の取り方、異動の範囲が自分の条件に合うかを確かめることに時間を使ってください。求人票の読み方は薬剤師の求人票の見方と職場見学のチェックリストに、面接での確認方法は薬剤師の転職面接で聞かれる質問と答え方にまとめています。薬局で管理薬剤師を打診される場合は管理薬剤師の転職で法律上の責任を確認してから返事をしてください。

薬局から病院へ移る人

本流とは逆向きです。新卒の初年度給与で300万円未満の63%が病院だったこと、病院を希望しない理由の1位が給与水準だったことから、給与が下がる可能性を前提に置きます。日病薬調査の年収分布(最多が600〜800万円未満)は中堅以上に寄った数字なので、中途入職直後の給与の目安にはなりません。当直28.7%・夜勤17.7%という勤務形態の有無も、病院ごとに確かめる項目です。ブランクを挟んで病院に戻る場合はブランクのある薬剤師の復職も参照してください。

求人票・面接で確かめる項目

確かめる項目 聞き方・見方 比べる実数
残業の実績と管理方法「直近1年の1人あたり月平均の残業は何時間ですか」「残業時間はタイムカードか自己申告か」日病薬2024:中央値20時間(10〜30時間)。公的統計の月の残業は下の表
年休取得率「昨年度の年休取得率は何%でしたか」。求人票の「有給取得しやすい」は率で聞き直す日病薬2024:中央値50%(25〜60%)
当直・夜勤・オンコール有無、月の回数、1人体制か、手当の額、翌日の勤務扱い日病薬2024:当直あり28.7%、夜勤あり17.7%
時短・免除制度の利用実績「直近3年で短時間勤務や夜間休日免除を使った薬剤師は何人いますか」。「制度あり」で終わらせない日病薬2024:短時間勤務「利用しづらい」18.9%、夜間休日免除「利用しづらい」18.9%
資格取得支援の中身受験料・学会参加費の補助、研修日の勤務扱い、取得後の手当、の3つを分けて聞く日病薬2024:金銭的援助30.3%、休暇支援10.7%、業務軽減7.9%、支援なし48.6%

「比べる実数」は日本病院薬剤師会2024年調査(710件、回答率1.5%)の参考値。薬局・ドラッグストアに応募する場合も、聞く項目は同じです。

給与と求人倍率の相場は、自己申告の会員調査ではなく、事業所を調査した公的統計で確認します。

転職判断の物差し

薬剤師の賃金・労働時間・求人倍率

賃金・労働時間は厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(一般労働者・男女計・企業規模10人以上)、求人倍率と求人票の月給は同省の職業情報提供サイト job tag に掲載のハローワーク求人統計(令和7年度)。年収は「残業代込みの月給×12+年間賞与」の換算値です。

1. 平均の姿(この職種で働く人の真ん中あたり)

項目 薬剤師
年収(換算)567万円
残業代込みの月給39.9万円
残業代を除いた月給37万円
年間賞与88.4万円
平均年齢40.1歳
平均勤続年数8.6年
月の所定内労働時間157時間
月の残業時間10時間
集計対象の労働者数94,850人
有効求人倍率(令和7年度)3.12倍
求人票の月給(ハローワーク平均)36.2万円

求人票の月給は、ハローワーク求人に書かれた賃金(下限と上限の中間値)の平均で、残業代や賞与を含みません。「残業代込みの月給」より低く出るのが普通です。求人倍率は求職者1人あたりの求人数で、1倍を大きく超えるほど「選ぶ側」に立てます(全職業の平均は1.1倍・令和7年度・職業別集計の職業計)。

2. 会社の規模で変わる額(同じ職種でもここが分かれ目)

職種 企業規模 年収(換算) 残業代込みの月給 年間賞与 月の残業 平均勤続
薬剤師 1,000人以上 565万円 39.2万円 94万円 13時間 7.2年
100〜999人 563万円 39.3万円 90.9万円 7時間 11.4年
10〜99人 587万円 44.3万円 55.2万円 6時間 7.7年

3. 年齢別の年収(換算・万円)— 自分の年齢帯の列を見る

職種 20-2425-2930-3435-3940-4445-4950-5455-5960-64
薬剤師 408495533598595676643657550
産業全体の働き方の目安: 医療,福祉で働く一般労働者は月に19.2日出勤し、総労働時間153.6時間のうち残業は6.7時間(全産業は19.2日・160.5時間のうち残業13.2時間)。厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和7年分結果確報」(事業所規模5人以上)。

この数字の読み方

  • この記事で引いた日本病院薬剤師会2024年調査の年収分布は、会員710人の自己申告で、40〜50代と認定・専門資格を持つ人に寄っています。賃金構造基本統計調査は事業所が回答する調査で薬局・ドラッグストアも含むため、両者の数字は一致しません。年齢別の相場はこちらの表で確かめてください。
  • 月の残業は、日病薬調査の中央値20時間(病院・自己申告)と、この表の値(事業所調査・業態をまたぐ平均)を並べて読みます。応募先の残業が両方を上回るなら、管理方法(タイムカードか自己申告か)まで聞いてください。

出典・取得日

取得日 2026年10月18日。統計の職業区分は記事の職種と完全には一致しません。各社の求人票の数字を読むための物差しとして使ってください。

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よくある質問

病院薬剤師は、薬局に転職しやすいですか?

データ上は、病院薬剤師が辞めたあとの行き先として薬局が最も多い経路です。厚生労働科学研究(令和4年度、研究代表者 安原眞人)が、薬剤師が2年に1回、勤務先などを国に届け出る届出票(2004〜2020年の9回分)を名簿番号でつないで追跡した結果、病院薬剤師を辞めた人の69.6〜72.7%は薬局に転職していました。経験年数5年以下、年齢では20代が最も多く、次いで30代前半です。薬局側はこの層の受け入れに慣れていると考えられるので、転職の可否より、給与の内訳や残業・休日の実績が自分の条件に合うかを確かめるほうが本題になります。

薬局から病院に戻ることはできますか?

できないわけではありませんが、届出票の追跡研究が示しているのは病院から薬局への流れで、薬局から病院へ移った人の割合は本記事で引いた資料には出ていません。前提として押さえておきたいのは給与の差です。厚生労働科学研究(令和3年度)の学生調査では、初年度給与が300万円未満の人の63%が病院就職者で、病院就職を希望しない理由の1位も給与水準でした。薬局から病院に移る場合は、給与が下がる可能性と、新卒・若手が多い職場に中途で入る形になることを前提に、求人票と面接で当直・夜勤の有無や資格取得支援の中身を確かめます。

病院薬剤師の残業が月20時間というのは多いほうですか?

日本病院薬剤師会の2024年調査(会員710件の回答、回答率1.5%)では、1か月の平均残業の中央値が20時間で、四分位は10〜30時間でした。つまり回答者の半分が月10〜30時間の範囲にいて、20時間は真ん中の値です。ただしこの調査は回答率が低く、認定・専門資格を持つ人が69.3%と多いので、病院薬剤師全体の実態より多忙な層に寄っている可能性があります。応募先の残業を見るときは、この中央値と、記事内の公的統計の月の残業時間の両方と並べて読んでください。

病院薬剤師で年収600万円は平均的ですか?

日本病院薬剤師会の2024年調査(710件、自己申告)では、年収の分布で最も多い区分が600〜800万円未満の28.2%、次が500〜600万円の22.4%、400〜500万円の17.0%、800〜1,000万円の13.5%でした。600万円以上の区分を足すと44.4%になるので、600万円は分布の真ん中あたりに位置します。ただし回答者は40〜50代が52%、役職ありが半数以上で、若手だけで見ればもっと低い区分に寄ります。平均値はこの調査では示されていないため、年齢別の相場は記事内の公的統計(賃金構造基本統計調査)で確認してください。

転職回数が多いと、薬剤師の転職で不利になりますか?

日本病院薬剤師会の2024年調査(710件)では、転職回数が「なし」52.7%、1回 23.1%、2回 10.8%、3回以上 12.8%でした。病院薬剤師の半数近くは転職を経験しており、2回以上も4人に1人近くいます。回数そのものより、業態をまたいだ理由と、それぞれの職場で何を担当したかを説明できるかが見られます。説明のしかたは面接の記事で整理しています。

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参考: 厚生労働科学研究 令和4年度総括研究報告書「医療需要や医師の働き方等の変化を踏まえた病院薬剤師の需要把握のための研究」(研究代表者 安原眞人、2023年3月)/ 厚生労働科学研究 令和3年度「地域における効果的な薬剤師確保の取組に関する調査研究」(研究代表者 安原眞人)/ 日本病院薬剤師会 令和6年度学術第2小委員会「病院薬剤師の働き方・キャリア形成に関する研究」(日本病院薬剤師会雑誌 Vol.61 No.9、2025年)/ e-Gov法令検索「薬剤師法」(薬剤師の届出)

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タグ: #薬剤師

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