30秒でわかる結論
最初に園の前提情報を書く。園の種別・定員・開所時間・担当クラスの年齢と人数・担任体制・加配の有無。これがないと「保育士」としか読めません。
受け持ち人数は配置基準を物差しに読まれる。「2歳児12名を保育士2名で担任」のように、人数と体制をセットで書きます。
持ち帰り仕事は数字にしない。転職理由は不満ではなく、次の園で実現したい保育と働き方に置き換えます。
この記事は医療・介護・保育の職種別ガイドのうち、保育士の職務経歴書を扱います。園の種別ごとの選び方は保育士の転職先の選び方(認可・認定こども園・小規模・企業主導型・認可外の違い)で整理しているので、ここでは「書類にどう書くか」に絞ります。
まず園の前提情報を書く
保育士の職務経歴書で最も多い失敗は、「0〜5歳児の保育業務全般を担当」で終わってしまうことです。定員120名の認可保育所の2歳児複数担任と、定員12名の小規模保育の異年齢保育とでは、日々の判断も書類の量も保護者との距離も違います。前提情報がなければ、採用側はその違いを読み取れません。
各職歴の冒頭に、次のブロックを置いてください。
社会福祉法人◯◯会 △△保育園 2019年4月〜2024年3月
【種別】認可保育所(定員90名・0〜5歳児・7:00〜19:00開所、延長保育あり)
【担当】2歳児クラス(在籍12名)複数担任のうち主担任(2021年4月〜2024年3月)/1歳児クラス副担任(2019年4月〜2021年3月)
【体制】2歳児12名を保育士2名で担任。加配保育士1名(要支援児1名)が週3日入る体制
【役割】行事担当(運動会・生活発表会)、アレルギー対応の確認係、実習生の指導担当
このブロックがあるだけで、担任としての責任範囲、書類の量、保護者対応の密度、チームでの立ち位置がおおむね伝わります。
園の種別は法令上の名称で書く
「認可」「認証」「企業内」といった通称は地域や法人によって指すものが揺れます。職務経歴書では法令上の名称で書き、必要なら通称をかっこで添えてください。
| 種別(根拠) | 書類で伝わる経験 |
|---|---|
| 認可保育所 児童福祉法第39条第1項。利用定員20人以上 | 年齢別クラス運営、複数担任での分担、行事の規模、延長保育や土曜保育のシフト |
| 幼保連携型認定こども園 認定こども園法第2条第7項 | 満3歳以上への教育と保育の一体的な実施、1号・2号・3号認定の子どもが混在するクラス運営、幼稚園教諭免許との併有 |
| 小規模保育事業 児童福祉法第6条の3第10項。利用定員6人以上19人以下 | 0〜2歳児中心の少人数保育、異年齢での生活づくり、連携施設との接続、少人数職員での判断 |
| 事業所内保育事業 児童福祉法第6条の3第12項 | 従業員枠と地域枠の混在、事業主の勤務形態に合わせた開所時間、少人数保育 |
| 企業主導型保育事業 こども家庭庁の助成事業(事業主拠出金が財源)。法律上の認可施設ではない | 夜間・休日・短時間など多様な利用への対応、複数企業の共同利用、認可並みの助成を前提とした運営 |
| 認可外保育施設 児童福祉法第59条の2の届出施設 | 自治体独自の認証制度(東京都認証保育所など)を含む。独自の保育方針、開所時間の幅、少人数での運営 |
企業主導型保育事業は「認可施設並みの助成」を受ける事業で、認可保育所でも認定こども園でもありません。「認可園」と書くと事実と異なるので「企業主導型保育事業(定員◯名)」と書きます。認可外であることを隠す必要もありません。経験の中身で読まれます。
配置基準は「受け持ち人数」を読み取る物差し
採用側は、あなたが受け持っていた人数を、配置基準と照らして読みます。基準より手厚い体制だったのか、基準ぎりぎりで回していたのかで、同じ「2歳児担任」でも経験の密度が違うからです。
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(昭和23年厚生省令第63号)第33条第2項は、保育所の保育士の数を次のとおり定めています。
| 年齢区分 | 保育士の数(第33条第2項) | 備考 |
|---|---|---|
| 乳児(0歳児) | おおむね3人につき1人以上 | — |
| 満1歳以上満3歳未満 | おおむね6人につき1人以上 | 1歳児を5対1以上にした場合の公定価格上の加算(1歳児配置改善加算)が2025年4月から設けられています。基準そのものは6対1のままです |
| 満3歳以上満4歳未満 | おおむね15人につき1人以上 | 2024年4月1日改正(改正前は20対1)。経過措置により2028年3月31日までは従前の基準で運営できます |
| 満4歳以上 | おおむね25人につき1人以上 | 2024年4月1日改正(改正前は30対1)。経過措置により「当分の間」は従前の基準で運営できます |
同項ただし書きで、保育所1か所につき保育士は2人を下回れないことも定められています。経過措置があるため、2026年時点でも3歳児20対1、4・5歳児30対1で運営している園は制度上あり得ます。あなたの園がどちらだったかは、受け持ち人数を書けば採用側が読み取れます。
小規模保育事業は立て付けが違います。家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準第29条第2項(A型)・第31条第2項(B型)では、年齢区分ごとの人数の合計に1を加えた数以上の配置が求められ、B型は保育従事者の半数以上が保育士であれば足ります。「A型(全員保育士)」「B型(保育士◯名・保育従事者◯名)」まで書くと体制が正確に伝わります。
受け持ち人数の書き方
人数だけでなく、体制とセットで書きます。
- 複数担任:「2歳児12名を保育士2名で担任(主担任)」
- 加配:「要支援児2名に対し加配保育士1名。個別の指導計画を主担任として作成」
- フリー:「フリー保育士として0〜2歳児の3クラスに入り、休憩交代・早番遅番の調整を担当」
- 異年齢:「0〜2歳児12名の異年齢保育を保育士3名で担当(小規模保育A型)」
基準ぎりぎりだった場合も隠す必要はなく、「その人数をどう回したか」(時間帯別の分担、午睡中の見守り体制など)を一行添えると実務力として読まれます。数字の置き方の基本は実績を数字に置き換える手順にまとめています。
業務は5つに分けて書く
「保育業務全般」を分解すると、保育士の仕事はおおむね次の5つに整理できます。どの園でも同じ記述になる書き方と、その園での経験が伝わる書き方を並べます。
| 区分 | 伝わりにくい | 伝わる |
|---|---|---|
| 保育計画 | 指導案の作成 | 全体的な計画に基づく2歳児クラスの年間・月間指導計画と週案を主担任として作成。要支援児2名の個別の指導計画も担当 |
| 保護者対応 | 保護者対応 | 連絡帳(12名分・毎日)、年2回の個人面談、クラス懇談会の進行。発達の相談は主任と同席して対応 |
| 行事 | 行事の準備 | 運動会(全園児90名)の進行責任者。競技構成・会場図・当日の職員配置表を作成。生活発表会は2歳児の演目担当 |
| 書類 | 書類作成 | 児童票・発達記録の記入、5歳児担任時は保育所児童保育要録を担当児全員分作成し小学校へ送付 |
| 安全管理 | 安全に配慮 | 午睡時の呼吸・体位チェック(0歳児5分間隔)、食物アレルギー児3名の除去食の提供前ダブルチェック、ヒヤリハット月次集計の担当 |
名称は保育所保育指針と基準に合わせる
園独自の呼び方では他園の採用担当者に通じません。国の告示である保育所保育指針では、保育の計画は「全体的な計画」(第1章3(1))と、それに基づく長期・短期の「指導計画」(第1章3(2))です。3歳未満児は一人一人の生育歴や発達に即した個別的な計画を作ることも同項にあります。かつての「保育課程」は現行指針で「全体的な計画」に改められているので、現在の名称で書いてください。就学時に小学校へ送る「保育所児童保育要録」は最終年度の子どもについて作成し、抄本または写しを送付するものです。5歳児担任の経験があれば必ず書きます。
安全管理は、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第6条の3で「安全計画」の策定・職員への周知・定期的な研修と訓練が義務づけられています。安全計画の見直し、避難訓練、ヒヤリハットの集計を担っていたならその役割を書きます。アレルギー対応は保育所保育指針で「医師の診断及び指示に基づいて行う」とされているので、「医師の指示書に基づく除去食の確認手順を担当」のように手順に関わった立場を書きます。午睡は、指針で睡眠中・プール活動・食事中が重大事故の起きやすい場面とされており、チェックの間隔と記録方法まで書けば安全管理の経験として読まれます。
連絡帳アプリや登降園管理システムは製品名を書かず、「連絡帳アプリでの配信と個別返信」のように機能で書いてください。応募先が別の製品でも、何ができるかが伝わります。
資格・研修の書き方
保育分野は名称が似た資格・研修が多く、通称のまま書かれていることが少なくありません。正式名称と年月で書きます。
| よくある書き方 | 書く形 |
|---|---|
| 保育士資格 | 保育士(◯◯県 保育士登録 2018年4月)。児童福祉法第18条の18により都道府県の保育士登録簿に登録された日が基準。登録番号を書く必要はありません |
| 幼稚園教諭免許 | 幼稚園教諭二種免許状(◯◯県教育委員会 2018年3月授与)。教育職員免許法第4条の区分(専修・一種・二種)まで書く。保育士と併有していれば両方を並べ、認定こども園への応募ではこの併有が読まれます |
| キャリアアップ研修 受講 | 保育士等キャリアアップ研修「乳児保育」分野 修了(◯◯県 2022年11月)のように、分野名・修了年月・実施主体を書く。「受講中」なら修了予定年月を添える |
| 子育て支援員 | 子育て支援員研修(基本研修+地域保育コース)修了(◯◯市 2020年9月)。コース名まで書く |
| 救命講習・アレルギー研修 | 実施主体と年月を書く(例:◯◯消防署 普通救命講習 修了 2023年6月)。園内研修は職務経歴の側に書く |
キャリアアップ研修は分野名まで書く
保育士等キャリアアップ研修は、都道府県または都道府県が指定した機関が実施する研修で、専門分野別研修は①乳児保育、②幼児教育、③障害児保育、④食育・アレルギー対応、⑤保健衛生・安全対策、⑥保護者支援・子育て支援の6分野、これにマネジメント研修が加わります。研修時間はいずれも各分野15時間以上です。
この研修は、公定価格の処遇改善等加算のうち「区分3(質の向上分)」の対象職員(副主任保育士・専門リーダー・職務分野別リーダー)の要件になっています。2025年度(令和7年度)から処遇改善等加算Ⅰ〜Ⅲが一本化され、従来の「処遇改善等加算Ⅱ」はこの区分3に当たります。要件は、副主任保育士が専門分野別研修3分野以上とマネジメント研修、専門リーダーが専門分野別研修4分野以上、職務分野別リーダーが担当分野を含む1分野以上で、2026年度(令和8年度)から適用されます(2025年度は副主任・専門リーダーとも3分野以上)。
分野名まで書く理由はここにあります。応募先が加算の対象職員を探している場合、修了分野でどの職位を任せられるかが決まります。修了証は研修を受けた都道府県以外でも効力を持つので、県をまたぐ転職でもそのまま書けます。副主任保育士や職務分野別リーダーの発令を受けていたなら、職歴の役割欄に「職務分野別リーダー(乳児保育)2023年4月〜」と書いてください。
履歴書の資格欄での書き方(取得順・正式名称・免許と資格の並べ方)は履歴書の資格欄の書き方にまとめています。
園を選ぶ前に見る相場:年収・残業・求人倍率
職務経歴書に相場は書きませんが、希望年収欄と条件面談で自分の位置を言えるかどうかで提示は変わります。厚生労働省の公的統計から、保育士の年収・月給・賞与・労働時間と、ハローワーク求人の倍率・月給をまとめました。見るのは自分の年齢帯(表3)と経験年数(表4)、そして園の運営母体の規模(表2)です。
転職判断の物差し
保育士の賃金・労働時間・求人倍率
賃金・労働時間は厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」(一般労働者・男女計・企業規模10人以上)、求人倍率と求人票の月給は同省の職業情報提供サイト job tag に掲載のハローワーク求人統計(令和7年度)。年収は「残業代込みの月給×12+年間賞与」の換算値です。
1. 平均の姿(この職種で働く人の真ん中あたり)
| 項目 | 保育士 |
|---|---|
| 年収(換算) | 428万円 |
| 残業代込みの月給 | 28.6万円 |
| 残業代を除いた月給 | 27.9万円 |
| 年間賞与 | 84.8万円 |
| 平均年齢 | 40.3歳 |
| 平均勤続年数 | 9.1年 |
| 月の所定内労働時間 | 163時間 |
| 月の残業時間 | 3時間 |
| 集計対象の労働者数 | 291,510人 |
| 有効求人倍率(令和7年度) | 3.37倍 |
| 求人票の月給(ハローワーク平均) | 23.9万円 |
求人票の月給は、ハローワーク求人に書かれた賃金(下限と上限の中間値)の平均で、残業代や賞与を含みません。「残業代込みの月給」より低く出るのが普通です。求人倍率は求職者1人あたりの求人数で、1倍を大きく超えるほど「選ぶ側」に立てます(全職業の平均は1.1倍・令和7年度・職業別集計の職業計)。
2. 会社の規模で変わる額(同じ職種でもここが分かれ目)
| 職種 | 企業規模 | 年収(換算) | 残業代込みの月給 | 年間賞与 | 月の残業 | 平均勤続 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 保育士 | 1,000人以上 | 442万円 | 30.3万円 | 79.3万円 | 5時間 | 7.8年 |
| 100〜999人 | 421万円 | 28.7万円 | 76.9万円 | 2時間 | 7.7年 | |
| 10〜99人 | 429万円 | 28.1万円 | 91.2万円 | 3時間 | 10.4年 |
3. 年齢別の年収(換算・万円)— 自分の年齢帯の列を見る
| 職種 | 20-24 | 25-29 | 30-34 | 35-39 | 40-44 | 45-49 | 50-54 | 55-59 | 60-64 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 保育士 | 350 | 400 | 422 | 431 | 455 | 476 | 464 | 441 | 443 |
4. 経験年数別の月給(残業代を除く・万円)— 転職直後に提示されやすい帯
| 職種 | 0年 | 1〜4年 | 5〜9年 | 10〜14年 | 15年以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 保育士 | 24.1 | 25.1 | 26.9 | 28 | 30.7 |
「経験年数」はその職種での通算年数で、会社を変えてもリセットされません。「0年」はその職種に就いたばかりの人の額です。
この数字の読み方
- 処遇改善等加算の分は、統計の月給・賞与の中に入っています。求人票では加算が月給に含まれるのか、手当や一時金なのか、区分ごとの配分をどう決めているかを確認します。
- 保育士は10〜99人の規模(単独園の社会福祉法人や株式会社の小規模運営)で働く人が大半で、規模による年収差は他の職種より小さい職種です。差は賞与の月数と昇給表の有無で生まれます。
- 表1の残業時間は統計上は少なく出ますが、持ち帰りの製作や書類は反映されません。面接では「書類作成の時間は勤務時間内に確保されているか」で聞きます。
- 表3の年齢別で見ると、年収は40代以降も上がり続けるとは限りません。主任・園長のキャリアに進むかどうかで線が分かれる職種です。
出典・取得日
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表・第5表・第14表(e-Stat) (2026年3月24日公表)
- 厚生労働省 職業情報提供サイト job tag(ハローワーク求人統計データ 令和7年度) (職業ごとの求人賃金・有効求人倍率)
- 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年3月分及び令和7年度分)」参考統計表 (職業別の有効求人倍率)
- 厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和7年分結果確報」 (産業別の労働時間・出勤日数)
取得日 2026年10月18日。統計の職業区分は記事の職種と完全には一致しません。各社の求人票の数字を読むための物差しとして使ってください。
転職理由は短く、目的に変える
保育士の転職理由で多いのは、持ち帰り仕事と残業、職員間の人間関係、園の保育方針との違いです。書類にそのまま書くと前の園の批判として読まれ、採用側の判断材料になりません。とくに持ち帰り仕事は「月◯時間の持ち帰り」のような数字にしないでください。数字にすると事実の主張になり、採用側は確かめようがありません。実績の数字は受け持ち人数・行事・保護者対応で出し、不満は数字にしない、という切り分けです。
| よくある転職理由 | 書類に書く形 |
|---|---|
| 持ち帰り仕事が多い | 指導計画や行事準備の時間が勤務時間内に確保される体制で、計画の質と子どもと向き合う時間の両方を確保したい |
| 人間関係がつらい | 複数担任で役割分担と相談の時間が定まっている体制で、クラス運営をチームとして進めたい(感情ではなく体制の事実に言い換える) |
| 園の方針が合わない | 子どもの主体的な遊びを軸にした保育を実践している園で、環境構成の経験を活かしたい(応募先の方針を調べたうえで接続する) |
| 大規模園で一人ひとりを見られない | 少人数の体制で、0〜2歳児の個別の指導計画と保護者との日々のやりとりに時間をかけたい(小規模保育へ) |
| 固定シフトで家庭と両立できない | 勤務可能な曜日・時間帯・開始可能日を数字で明示し、志望動機とは分けて書く |
置き換えた内容が応募先で実際に成り立つかは、求人票と園の公開情報で先に確認してください。勤務条件の希望は志望動機に混ぜず、面接や園見学の場で確認します。退職理由の整理は退職理由の書き方、職歴が多い場合の並べ方は転職回数が多い場合の履歴書を参考にしてください。
出産・育児を挟んだ復帰
ブランクの期間と理由は事実として一行で書き、復帰に向けて確認したこと(保育所保育指針や安全計画の確認、キャリアアップ研修や自治体の復職支援研修の受講、園見学)を添えます。保育士登録は都道府県の保育士登録簿への登録なので、期間が空いても資格はそのまま書けます。短時間勤務やパートから戻るなら、勤務できる曜日・時間帯・開始可能日を数字で書いてください。全体の進め方は出産後の転職・復帰の進め方にまとめています。
記入例:認可保育所(2歳児担任)から小規模保育へ
■ 職務要約
認可保育所(定員90名)にて5年間、保育士として従事。1歳児の副担任を2年、2歳児の主担任を3年務め、2歳児12名を保育士2名で担任するクラスの指導計画・保護者対応・行事運営を担当しました。加配保育士と連携した要支援児の個別の指導計画の作成、食物アレルギー児の除去食確認の係を経験しています。少人数の体制で0〜2歳児一人ひとりの個別の計画と保護者との日々のやりとりに時間をかけたいと考え、小規模保育事業への転職を希望しています。
■ 保有資格・研修
2019年4月 保育士(◯◯県 保育士登録)
2019年3月 幼稚園教諭二種免許状(◯◯県教育委員会)
2022年11月 保育士等キャリアアップ研修「乳児保育」分野 修了(◯◯県)
2024年2月 保育士等キャリアアップ研修「食育・アレルギー対応」分野 修了(◯◯県)
2023年6月 普通救命講習 修了(◯◯消防署)
■ 職務経歴
社会福祉法人◯◯会 △△保育園 2019年4月〜2024年3月
【種別】認可保育所(定員90名・0〜5歳児・7:00〜19:00開所、延長保育あり)
【担当】1歳児副担任(2019年4月〜2021年3月)→ 2歳児主担任(2021年4月〜2024年3月)
【体制】2歳児12名を保育士2名で担任。要支援児1名に加配保育士1名(週3日)
・全体的な計画に基づく2歳児クラスの年間・月間指導計画と週案を作成。要支援児の個別の指導計画を加配保育士と共同で作成
・連絡帳(12名分・毎日)、年2回の個人面談、クラス懇談会の進行
・運動会(全園児90名)の進行責任者。競技構成・当日の職員配置表を作成。生活発表会は2歳児の演目を担当
・食物アレルギー児3名の除去食について、医師の指示書に基づく提供前のダブルチェックを担当
・午睡時の呼吸・体位チェック(1歳児担当時は5分間隔)と記録。ヒヤリハットの月次集計を担当
・保育実習生(年2名)の指導担当
小規模保育へ移る場合、応募先が知りたいのは「0〜2歳児の個別対応」「少人数の職員で判断できるか」「保護者との距離の近さ」です。上の例では個別の指導計画・連絡帳・アレルギー対応の確認係を前に出しています。企業主導型保育事業へ移る場合は、延長保育や土曜保育、短時間利用への対応の経験を同じ位置に置き換えてください。
書く前のチェックリスト
- 各職歴の冒頭に、園の種別(法令上の名称)・定員・開所時間・担当クラス・担任体制・加配の有無を書いたか
- 受け持ち人数を「◯歳児◯名を保育士◯名で」の形で、体制とセットで書いたか
- 業務を保育計画・保護者対応・行事・書類・安全管理に分け、担当した役割まで書いたか
- 計画や書類の名称を保育所保育指針の名称(全体的な計画・指導計画・保育所児童保育要録)で書いたか
- 連絡帳アプリ等は製品名ではなく機能で書いたか
- 資格・研修は正式名称・年月・実施主体で書き、キャリアアップ研修は分野名まで書いたか
- 転職理由を「不満」ではなく「次の園で実現したい保育と働き方」に変換し、持ち帰り仕事を数字にしていないか
- 勤務条件の希望を志望動機と分けたか
- 書いた人数・年月・役割を、面接で口頭で答えられるか
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よくある質問
保育士の職務経歴書には何から書けばいいですか?
園の前提情報です。園の種別(認可保育所・幼保連携型認定こども園・小規模保育・事業所内保育・企業主導型・認可外)、定員、開所時間、担当したクラスの年齢と人数、担任体制(複数担任・主担任・フリー)、加配の有無を各職歴の冒頭に置きます。同じ「保育士」でも園によって業務の中身が大きく違うため、この情報がないと採用側は経験を読み取れません。
配置基準は職務経歴書にどう関係しますか?
採用側が受け持ち人数の意味を読み取る物差しになります。児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第33条第2項では、乳児おおむね3人に1人、1歳以上3歳未満おおむね6人に1人、3歳以上4歳未満おおむね15人に1人、4歳以上おおむね25人に1人と定められています。「2歳児12名を保育士2名で担任」のように人数と体制を書けば、基準に対してどの程度の手厚さの現場だったかが伝わります。
キャリアアップ研修はどう書けばいいですか?
「保育士等キャリアアップ研修」と正式名称で書き、修了した分野名(乳児保育・幼児教育・障害児保育・食育・アレルギー対応・保健衛生・安全対策・保護者支援・子育て支援の専門分野別研修6分野、またはマネジメント研修)と修了年月、実施した都道府県または指定機関を添えます。修了証は研修を受けた都道府県以外でも効力を持つので、県をまたぐ転職でもそのまま書けます。
持ち帰り仕事が多かったことを転職理由に書いてもいいですか?
事実であっても「月◯時間の持ち帰り」のような数字を書類に書くのは避けてください。前の園の批判として読まれ、採用側は真偽を確かめられません。書類では「書類作成や行事準備の時間が勤務時間内に確保される体制で、指導計画の質を上げたい」のように、次の園で実現したい働き方に置き換えます。条件の確認は面接や見学の場で行います。
出産や育児で保育現場を離れていた場合、職務経歴書はどう書きますか?
ブランクの期間と理由を事実として短く書き、復帰に向けて確認したこと(保育所保育指針の確認、キャリアアップ研修や自治体の復職支援研修の受講など)を添えます。保育士登録は都道府県の保育士登録簿への登録なので、期間が空いても資格自体はそのまま書けます。勤務できる曜日・時間帯・開始可能日を数字で明示すると、短時間勤務やパートからの復帰でも話が早く進みます。
参考:e-Gov法令検索「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」第6条の3・第33条・第35条、附則(令和6年内閣府令第18号)/同「児童福祉法」第6条の3・第18条の18・第39条・第59条の2/同「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」第2条/同「家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準」第29条・第31条/同「教育職員免許法」第4条/こども家庭庁「保育提供体制の強化(職員配置基準の改善等)」/こども家庭庁「施設型給付費等に係る処遇改善等加算(区分3)に係る研修修了要件について」(令和7年9月16日)/こども家庭庁「令和7年度以降の処遇改善等加算について」/こども家庭庁「仕事・子育て両立支援事業(企業主導型保育事業 等)」/厚生労働省「保育所保育指針」(平成29年厚生労働省告示第117号)/厚生労働省「保育所保育指針の適用に際しての留意事項について」(平成30年3月30日・保育所児童保育要録)/こども家庭庁「子育て支援員研修」