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看護師の夜勤の実態|2交代16時間が約8割・休憩は規程より短い・手当の相場と、求人票の夜勤表記で確かめる11項目

看護師の夜勤は病院の78.3%が16時間以上の2交代を採用し、最長夜勤は平均16.2時間。規程の休憩は2交代で中央値120分でも、実際に取れた時間は90〜120分未満が最多です。夜勤手当は2交代1回平均11,470円で2010年からほぼ横ばい。日本看護協会・日本医労連の調査実数で、夜勤の形・休憩・手当・72時間・ガイドライン11項目の規定率を整理し、求人票の夜勤表記で確かめる11項目と面接での聞き方をまとめました。

30秒でわかる結論

夜勤の形はほぼ「2交代16時間」。病院の78.3%が16時間以上の2交代を採用し、最も多くの職員に適用されている形態も2交代16時間以上が66.0%。最長夜勤は平均16.2時間です(日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」、回答3,502病院)。

休憩は「規程」と「実際」が違う。2交代の規程は120〜150分未満が45.7%ですが、実際に取った休憩は90〜120分未満が32.9%で最多。3交代は規程60〜90分未満57.3%に対し、実際は60分未満が62.6%です(同協会「2025年 看護職員実態調査」、回答4,430名)。

手当は2交代1回で平均11,470円・中央値11,200円。2010年からほぼ横ばい。しかも52.0%の病院は深夜割増を手当に含めているので、額だけでは比べられません。

求人票は「2交代」「夜勤手当○円」だけでは読めない。記事末尾の11項目を、面接で聞く言い方つきで用意しました。

夜勤の形はほぼ「2交代16時間」になっている

看護師の夜勤は、3交代から2交代へ移っただけでなく、2交代の中でも「1回16時間以上」が標準になっています。病院側の回答と、看護師本人の回答の両方で確認します。

病院側の回答:78.3%が16時間以上の2交代を採用

日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」(2026年3月公表、全国の病院の看護部長が回答、回答3,502病院)では、病棟で採用している交代制の形態(複数回答)は次のとおりです。

形態 採用している病院 最も多くの職員に適用
2交代制(夜勤1回16時間以上)78.3%66.0%
3交代制(変則含む)27.8%16.6%
2交代制(16時間未満)18.8%14.3%
出典:日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」報告書(2026年3月、回答3,502病院)。採用形態は複数回答。

2交代を採用している病院の「最も長い夜勤時間」は、16時間00分〜16時間59分が61.2%、17時間台が21.9%で、平均16.2時間(休憩を含む)です。15時間台は3.9%、13時間未満は2.8%しかありません。16時間未満の2交代を採用している病院でも、夜勤時間の平均は13.8時間で、15時間01分〜59分が17.7%と最多です。「16時間未満」と書かれていても、実際は15時間台のことが多いと読む必要があります。

看護師本人の回答:夜勤をしている人の中では2交代16時間以上が最多

同じ日本看護協会の「2025年 看護職員実態調査」(2026年3月公表、協会会員から抽出した4,430名が回答、うち夜勤の設問は4,126名)では、2025年9月の本人の勤務状況は、2交代16時間以上25.2%、職場に夜勤なし19.6%、夜勤はあるがしていない11.3%、2交代16時間未満10.1%、3交代7.4%、オンコール4.9%、管理夜勤・当直4.5%、変則3交代1.8%、当直1.6%、夜勤専従0.8%でした。夜勤をしている人の中では2交代16時間以上が最多です。

一方、日本医労連・全大教・自治労連「2022年 看護職員の労働実態調査」(2023年5月発表、看護職員本人35,933人が回答)では、勤務形態は日勤のみ21.3%、3交替29.6%、2交替(16時間以上)19.0%、2交替(12〜16時間未満)16.7%、日勤と当直5.0%、日勤と待機3.5%と、3交替の比率が高く出ています。この調査の回答者は国立・公立・公的病院が約7割、民医連・医療生協が23.8%、地場の民間病院は4.4%で、3交代を残している公的病院の比率が高い母集団です。民間病院に転職するなら、日本看護協会の病院側数値のほうが実態に近いと考えてください。

なお、医労連の2025年度夜勤実態調査(324施設・2,305病棟、看護職員約9万人分。報道による)では、2交替病棟の5割弱で16時間以上の夜勤が行われ、夜勤と夜勤の間の休息が8時間未満の職場が約4割、夜勤専従者の割合は18.7%で2018年度から約10ポイント増えたと伝えられています。

休憩・仮眠は「規程」と「実際」が違う

8時間を超える勤務には、勤務の途中で1時間以上の休憩を取らせることが法律で決まっています。電話番やコール対応をしながらの「休憩」は、休憩として数えられません。日本看護協会のガイドラインはさらに、夜勤の途中で1時間以上の休憩と、実労働8時間以上の夜勤なら連続2時間の仮眠を目安にしています。問題は、規程に書いてある時間と、実際に取れている時間が別物だということです。

本人調査:2交代は規程120分、実際は90〜120分未満が最多

日本看護協会「2025年 看護職員実態調査」のうち、病院に正規雇用で勤め、管理職でなく、夜勤をしている1,335名の回答です。休憩の規程が「ある」85.8%、「わからない」9.0%、「ない」3.5%でした。

形態 規程上の休憩(最多の区分) 実際に取った休憩(最多の区分)
3交代60〜90分未満 57.3%(平均65.3分・中央値60分)60分未満 62.6%
2交代120〜150分未満 45.7%(平均116.7分・中央値120分)90〜120分未満 32.9%(120〜150分未満 23.8%、60〜90分未満 18.6%、60分未満 7.0%)
出典:日本看護協会「2025年 看護職員実態調査」(2026年3月、病院・正規雇用・非管理職の夜勤者1,335名)。2025年9月の実績。

3交代では、規程の最多区分が60〜90分未満なのに、実際に取れた時間は60分未満が62.6%。法律上の最低ライン「8時間を超える勤務なら1時間以上」に届いていない人が6割を超えています。2交代では、規程の中央値120分に対し、実際に120分以上取れた人は23.8%にとどまります。

病院側の規定と、医労連調査の「きちんと取れている」率

病院側が回答した規定の夜勤休憩時間(仮眠含む)は、3交代が平均63.1分(60〜89分が74.5%)、2交代16時間以上が平均126.2分(120〜149分54.4%、90〜119分15.9%、180〜209分12.5%)、2交代16時間未満が平均105.0分です(日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」)。ずれているのは規程ではなく「実際に取れた時間」です。

医労連の2022年調査(35,933人)で、休憩が「きちんと取れている」と答えた割合は、日勤24.1%、準夜21.8%、深夜28.0%、2交替夜勤26.8%でした。「全く取れていない」「あまり取れていない」の合計は準夜35.5%、深夜22.3%、2交替17.2%。2交替で仮眠が「きちんと取れている」は26.6%、取れていない計16.8%です。同じ調査で、仕事を辞めたいと「いつも思う」人の割合は、休憩がきちんと取れている人で約20%、2交替で休憩が全く取れていない人では47.7%と、2倍以上の差がついています。休憩が取れているかどうかは、夜勤を続けられるかどうかに直結する指標です。

夜勤手当の相場と、「深夜割増込みか別か」で変わる実質額

1回あたりの額:2交代は平均11,470円・中央値11,200円

日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」で、定額の夜勤手当を支給している病院の1回あたりの額は次のとおりです。

夜勤の種類 平均 中央値
3交代・準夜勤(1回)4,300円3,800円
3交代・深夜勤(1回)5,211円4,500円
2交代・夜勤(1回)11,470円11,200円
出典:日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」(2026年3月、回答3,502病院)。平日1回・定額支給病院の値。労働政策研究・研修機構(JILPT)の紹介記事(2026年4月8日)によれば、いずれも2010年とほぼ変わっていない。

同じ調査の給与集計では、勤続10年・31〜32歳・非管理職の平均税込給与総額は340,278円、新卒(大卒)は292,527円ですが、これは3交代なら月8回、2交代なら月4回の夜勤を前提にした額(夜勤手当・住宅手当などを含み時間外手当を除く)です。夜勤を減らせば、この金額から夜勤手当分が抜けます。中央値で見れば、2交代4回で月44,800円、準夜4回・深夜4回で月33,200円が目安です。

手当の方式:52.0%は「深夜割増込み」、31.2%は「別建て」

夜勤手当の額を比べる前に、方式を確認する必要があります。病院が回答した平日1回の夜勤手当の方式は、深夜割増を含む定額の夜勤手当52.0%、深夜割増とは別に定額手当31.2%、深夜割増のみで夜勤手当なし4.5%、該当なし7.7%でした。

夜10時から朝5時までの勤務には、通常の賃金の25%以上の深夜割増をつけることが法律で決まっています。家族手当・通勤手当などは、この割増を計算する元の賃金には入りません。つまり深夜割増は病院が好きに決める手当ではなく、必ず払われる下限で、16時間夜勤であれば深夜帯の7時間(22時〜5時)は丸ごと勤務の中に入ります。

自分の「1時間あたりの賃金」を、基本給など割増の基礎になる賃金を1か月の所定労働時間で割って算出し(割り方は就業規則の賃金規程で確認してください)、これをAとします。深夜帯7時間がすべて労働時間なら、法律上の深夜割増は A × 0.25 × 7時間 = A × 1.75 です。中央値の11,200円を例にすると、方式ごとの受取額は次のようになります。

求人票の表記 病院の割合 夜勤1回で受け取る額(基本給の時間外は除く)
夜勤手当 11,200円(深夜割増を含む)52.0%11,200円。このうち A × 1.75 は法律上必ず払われる深夜割増なので、夜勤そのものへの上乗せは 11,200円 − A × 1.75
夜勤手当 11,200円(深夜割増は別途支給)31.2%11,200円 + A × 1.75
夜勤手当なし(深夜割増のみ)4.5%A × 1.75 のみ
方式の割合は日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」。深夜帯の休憩が無給扱いの場合はその分だけ割増は減る。A は各自の1時間あたり賃金(基本給等 ÷ 月所定労働時間)。

上の表のとおり、「含む」と「別途」では、同じ11,200円でも A × 1.75 の差が毎回つきます。求人票に手当の額だけが書かれていて方式が書いていないときは、面接で必ず確認する項目です。

もう1つ、夜勤回数に応じた手当がある病院は21.9%です。欠員で月5回以上の夜勤を打診されやすい病院では、この有無が月収を左右します。

「72時間」と夜勤回数:欠員が出ると回数が増える

日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」の一般病棟の集計(2025年9月、入院基本料の届出様式ベース、2,104病院・看護職員246,300人)では、夜勤専従率3.3%、夜勤時間0時間の人6.7%、1〜16時間未満9.0%に対し、月72時間を超える夜勤をしている人が33.9%(83,519人)でした。

72時間という数字は、入院基本料の算定要件に「看護職員の夜勤時間は月72時間以下」とあることに由来します。ただしこの要件は病棟の看護職員全体の平均で見るものなので、個人として72時間を超える人が3人に1人いても、病院としての要件は満たせます。「72時間以内」は個人の上限として機能していないと読んでください。

回数が増える引き金は欠員です。日本医労連「看護師の入退職に関する実態調査」(2023年5月発表、175施設の施設側回答)では、2023年4月の募集人員に対する充足率は平均69.5%で、充足していない施設が63.6%。看護師が充足できない場合の労働者への影響(141施設、複数回答)は、夜勤回数の増64.0%、休みが取れない48.6%、休憩が取れない46.3%、長時間労働44.6%の順で、自由記載には「月8回が月10回ほど」という記述があります。日本看護協会の病院側調査でも、夜勤の人員に「不足感」38.1%、「やや不足」30.8%で、「適正」は25.3%しかありません。

勤務間隔も回数と同じくらい体にきく要素です。医労連2022年調査で、病棟夜勤者の「一番短い勤務間隔」は8〜12時間未満36.1%、12〜16時間未満30.9%で、12時間未満が計58.1%、8時間未満が22.0%。ILO看護職員条約・勧告が求める12時間以上を確保できていた人は41.9%でした。日本看護協会のガイドラインが目安にする夜勤回数は、3交代で月8回以内、2交代は月4回以内・月64時間以内です。

日本看護協会ガイドライン11項目と、病院がルールにしている割合

日本看護協会「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」(2013年)は、勤務編成の基準を11項目で示しています。これに対して、病院が実際に勤務計画表の作成ルールとして規定している割合を、「2025年 病院看護実態調査」(複数回答、3,502病院)から並べます。

項目 ガイドラインの基準 規定している病院
①勤務間隔11時間以上75.5%
②勤務の拘束時間13時間以内17.2%
③夜勤回数3交代は月8回以内(2交代は月4回以内・月64時間以内が目安)17.4%(3交代月8回以内)
④夜勤の連続回数2回以内77.3%
⑤連続勤務日数5日以内67.9%
⑥休憩時間夜勤の途中で1時間以上73.9%
⑦夜勤時の仮眠実労働8時間以上なら連続2時間61.7%(夜勤途中で連続した仮眠時間)
⑧夜勤後の休息1回の夜勤後24時間以上・2回連続後48時間以上69.2%(24時間以上)/26.6%(48時間以上)
⑨週末の連続休日月1回以上、土日ともに前後に夜勤がないこと42.4%
⑩交代の方向正循環(日勤→準夜→深夜)16.9%
⑪早出の始業時刻7時以降46.3%
出典:ガイドライン11項目は日本看護協会「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」(2013年。島根県「県内病院における看護職員夜勤実態調査」2014年の整理による)。規定率は日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」(勤務計画表作成ルールとして規定している項目、複数回答、3,502病院)。ルールを何も規定していない病院は3.0%。

目を引くのは②「拘束13時間以内」を規定している病院が17.2%しかないことです。病院の78.3%が16時間以上の2交代を採用している以上、拘束13時間以内はそのままでは守れません。連続夜勤2回まで(77.3%)、勤務間隔11時間以上(75.5%)、休憩1時間以上(73.9%)は7割台の病院が規定していますが、拘束時間・夜勤回数・正循環(16.9%)は2割に届きません。2交代16時間を選んだ時点で、ガイドラインの一部は規定の外に置かれているのが現状です。求人票の「ガイドラインに準拠」という文言ではなく、11項目のうちどれを勤務表のルールとして規定しているかを聞くほうが実態に近づけます。2交代か3交代を本人が選べる制度がある病院は17.2%です。

夜勤を続けられる条件と、夜勤をしていない理由

日本看護協会「2025年 看護職員実態調査」(4,430名)で、夜勤を担える・続けられる条件として挙げられたのは(3つまで)、納得感のある夜勤手当41.4%、夜勤明けの翌日が必ず休日39.7%、夜勤中に十分な休憩・仮眠35.6%、月あたりの夜勤回数を選択できる21.6%、夜勤後は定時で退勤できる19.3%、夜勤を行う曜日を選択できる14.0%、回数が多いほど手当増額11.2%でした。「どのような条件でも夜勤はできない」は6.6%です。

職場に夜勤はあるがしていない人(468名)の最大の理由は、子どもの世話36.3%、看護管理者の職位19.9%、身体的な健康上の理由10.3%、知識・技術・経験不足4.5%、精神的な健康上の理由3.6%、家族の介護3.2%、妊娠中1.3%でした。子どもの世話を理由に挙げた170名が「この条件なら夜勤を担える」としたのは、曜日を選択できる47.6%、月の回数を選択できる39.4%、納得感のある手当37.6%、夜勤明け翌日休25.3%、十分な休憩・仮眠24.1%、24時間保育20.0%、夜勤後定時退勤20.0%です。全体では手当が1位ですが、子育て中の層では曜日と回数の選択制が手当を上回ります。

病院側はどこまで応えているか。人材確保のために導入している働き方(複数回答、3,502病院)は、日勤のみ54.7%、夜勤回数・時間・曜日が選択できる44.1%、短時間勤務(育児・介護休業法の対象以外)39.3%、希望部署への配属38.7%、夜勤のみ31.2%、兼業・副業可26.6%、定時をずらした勤務23.4%、2交代か3交代を選択17.2%、長期休職制度12.7%、週休三日制0.9%でした。選択制を導入している病院は半数弱なので、求人票に「夜勤回数は相談可」とあっても、制度として選べるのか、その場の調整なのかは分けて確認する必要があります。

夜勤がどれだけ離職に効いているかも押さえておきます。医労連2022年調査で、仕事を辞めたいと「いつも思う」人の割合は、日勤のみ17.4%に対し、3交替25.9%、2交替16時間以上27.3%、2交替12〜16時間26.3%、夜勤専門26.0%。辞めたい主な理由(3つまで)では「夜勤がつらい」が23.6%で4位(2017年調査では27.9%)でした。一方、病院の看護管理者が考える新卒看護師の退職理由(日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」、退職者1名以上の993病院)で「夜勤の負担が大きい」は3.8%にとどまります。母集団が違う(本人全体と、管理者から見た新卒)ので単純比較はできませんが、夜勤の負担は、本人が感じているほどには管理者側から見えていない可能性があります。辞める理由全体の実態は看護師が辞める理由の実態で扱っています。

求人票の夜勤表記でここを見る:11項目と面接での聞き方

ここまでの数字を求人票を読む項目に落とします。書いていなければ面接で聞きます。聞き方は「規程」ではなく「直近の実績」を引き出す形です。

項目 見るポイント(根拠となる数字) 面接で聞く言い方
1. 2交代か3交代か、夜勤1回の時間数「2交代」とだけあれば16時間以上と考える(病院の78.3%・最長夜勤平均16.2時間)。「16時間未満」でも平均13.8時間「夜勤の始業と終業の時刻を教えてください」
2. 月の夜勤回数の上限ガイドラインは2交代月4回以内・3交代月8回以内。一般病棟の33.9%が月72時間超「直近3か月で、病棟の夜勤回数は最多で月何回でしたか」
3. 夜勤手当の額と、深夜割増を含むか2交代の中央値11,200円。52.0%は深夜割増込み、31.2%は別建て「夜勤手当は深夜割増を含んだ額ですか、別に支給されますか」
4. 夜勤回数に応じた手当の有無ある病院は21.9%「5回目以降の夜勤で手当の額は変わりますか」
5. 仮眠室と仮眠時間2交代の規程は中央値120分、実際は90〜120分未満が最多。きちんと取れている率は26.8%(医労連)「夜勤の休憩は、先月の実績で平均どれくらい取れていますか。仮眠室は人数分ありますか」
6. 夜勤明け翌日の扱い「明け翌日が必ず休日」は続けられる条件の2位(39.7%)。24時間以上の休息を規定する病院は69.2%「夜勤明けの翌日は休日に固定されていますか。明けの日は公休扱いですか」
7. 勤務間隔11時間以上を規定する病院は75.5%。実際に12時間未満の人が58.1%(医労連)「日勤の翌日に夜勤入りの組み合わせは月に何回くらいありますか」
8. 夜勤専従の有無一般病棟の夜勤専従率3.3%。夜勤のみの働き方を導入する病院は31.2%「夜勤専従の方は病棟に何名いますか。専従の方の月の夜勤回数は」
9. 曜日・回数の選択制制度として導入している病院は44.1%。子育て層の条件1位は曜日選択47.6%「夜勤の回数や曜日の希望は、制度として申請できますか。その場の調整ですか」
10. オンコールの待機回数と出動頻度病棟以外の携帯待機は月0回40.1%、月5回以上は計32.2%。待機時に実際に出動した回数は0回63.8%(医労連)「待機は月何回で、実際に呼ばれた回数は先月何回でしたか。待機手当と出動時の賃金はどう計算されますか」
11. 夜勤できない期間の扱い日勤のみを導入する病院は54.7%。夜勤をしていない最大の理由は子どもの世話36.3%「育児などで夜勤ができない期間は、日勤のみの配属になりますか。再開の時期は本人が決められますか」
数字の出典は本文の各節。オンコールの「月5回以上」は医労連2022年調査の5〜6回14.1%・7〜8回10.7%・9〜10回4.7%・11回以上2.7%の合計。

オンコールの待機時間が無給になっている場合の考え方や、前残業・記録が払われていないときの是正事例は前残業・記録・待機が払われていないときにまとめています。

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よくある質問

看護師の夜勤は月に何回が普通ですか?

日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」は、3交代で月8回以内、2交代は月4回以内・月64時間以内を目安としています。同協会の給与集計も3交代8回・2交代4回を想定した額です。ただし2025年の病院看護実態調査では、一般病棟で月72時間を超えて夜勤をしている看護職員が33.9%おり、医労連の施設調査では看護師が充足できない場合の影響として「夜勤回数の増」を64.0%の施設が挙げています。求人票の回数は欠員が出ていない前提の数字と考え、面接で直近の実績を聞いてください。

2交代16時間夜勤の休憩は、実際にどれくらい取れていますか?

日本看護協会「2025年 看護職員実態調査」(会員4,430名回答)では、2交代の規程上の休憩は120〜150分未満が45.7%で中央値120分ですが、実際に取った休憩は90〜120分未満が32.9%で最多、60分未満も7.0%ありました。日本医労連の2022年調査(35,933人)では、2交代夜勤で休憩が「きちんと取れている」と答えた人は26.8%です。規程の時間と実際の時間は別物として、面接で実際の取得状況を聞く必要があります。

看護師の夜勤手当の相場はいくらですか?

日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」(3,502病院回答)では、定額支給の病院で1回あたり、3交代の準夜は平均4,300円(中央値3,800円)、深夜は平均5,211円(中央値4,500円)、2交代の夜勤は平均11,470円(中央値11,200円)です。いずれも2010年とほぼ変わっていません。ただし52.0%の病院は手当に深夜割増を含めており、31.2%は深夜割増とは別に手当を払っています。同じ額でも方式が違えば受け取る総額が変わるので、求人票の額だけで比べられません。

「夜勤手当に深夜割増を含む」とはどういう意味ですか?

夜10時から朝5時までの勤務には、通常の賃金の25%以上の深夜割増をつけることが法律で決まっています。16時間夜勤ならこの深夜帯7時間が丸ごと入ります。「深夜割増を含む定額の夜勤手当」は、この必ず払われる割増分を手当の中に含めて払う方式で、病院の52.0%がこの方式です。「深夜割増とは別に定額手当」(31.2%)なら、手当の額に加えて深夜割増が別に支払われます。自分の1時間あたりの賃金に0.25と7時間をかけた額が、両者の差の目安になります。

子育て中で夜勤ができません。夜勤なしの働き方はどのくらいありますか?

日本看護協会「2025年 看護職員実態調査」で、職場に夜勤はあるがしていない人の最大の理由は「子どもの世話」36.3%でした。病院側の調査では、人材確保のために「日勤のみ」の働き方を導入している病院が54.7%、「夜勤回数・時間・曜日が選択できる」が44.1%、「夜勤のみ」が31.2%です。子どもの世話を理由に夜勤をしていない170名が夜勤を担える条件として挙げたのは、曜日を選択できる47.6%、月の回数を選択できる39.4%でした。求人票に「夜勤なし」とある場合は、将来夜勤を求められる可能性と、選択制の有無を面接で確認してください。

参考:日本看護協会「2025年 病院看護実態調査」報告書 No.102(2026年3月31日)/日本看護協会「2025年 看護職員実態調査」ニュースリリース(2026年3月31日)/労働政策研究・研修機構 国内労働情報(2026年4月8日)/日本医労連・全大教・自治労連「2022年 看護職員の労働実態調査」(2023年5月)/日本医労連「2017年 看護職員の労働実態調査」/日本医労連「看護師の入退職に関する実態調査」(2023年5月)/弁護士JP「医労連 2025年度夜勤実態調査」報道(2025年)/島根県「県内病院における看護職員夜勤実態調査」(2014年、日本看護協会ガイドライン11項目の整理を含む)/e-Gov法令検索「労働基準法」(休憩・深夜割増)

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